リフォームとリノベーションの違いとは?

2022.08.22


皆さんこんにちは!

今回は、リフォームとリノベーションの違いについてご紹介させて頂きたいと思います。


「リフォーム」とは、一般的には、老朽化した建物を建築当初の性能に戻すことを指します。

クロスや床の張り替えなどの小規模な工事や、設備の取り替え、外壁の塗り替えなどが主な施工内容です。

経年劣化によってマイナスの状態になった住宅を、新築時に近い状態に戻すような工事が行われます。


一方、「リノベーション」では住まい全体を一新して、以下のような大規模な工事を行います。

・性能を新築状態よりも高める
・建物に新たな付加価値を足す

リフォームがマイナスの状態からゼロにする工事なのに対して、リノベーションは、住宅に新たな価値プラスにするようなイメージです。

リノベーション工事の内容には、建物を骨組みだけのスケルトン状態にして行う間取りの変更や、水回りの配管移動などがあります。


リフォームとリノベーションは、線引きが難しいところではあります。

主な違いは、「工事の規模」と「工事が完了した後の住まいの性能」の2点にあると考えてよいでしょう。


キッチンや洗面台を交換したくなったり、古くなったフローリングを新しいものに交換したかったりする場合などは、リフォームで解決します。

一般的に、リフォームはリノベーションに比べて工事期間が短くコストも安いです。

そのため、予算や工期を抑えて、最低限の機能性を確保したいときにはリフォームがおすすめです。

また、リノベーションでは既存の配管や壁を撤去するため、完成後のイメージがつかみにくいでしょう。

住宅を大幅にイメージチェンジしたくないときには、リフォームを選ぶ方がよいでしょう。


ライフスタイルの変更や、設備の使いにくさが気になりはじめた場合には、リノベーションを行うとよいでしょう。

水回りの機能を大きく向上させるために配管の移動が必要な場合は、リフォームではなくリノベーションが行われます。

さらに、出産や子どもの独立、二世帯同居などで部屋の数を変更したい、間取りを大幅に変えたいという場合も当てはまります。

思い切って、既存の壁を撤去してリノベーションを行うと効率的です。

また、好みの立地や間取りの新築物件が見つからなかった場合に、中古物件を購入してリノベーションを行う方法も人気を集めています。


いかがでしたでしょうか。

次回は、リフォームとリノベーションのメリット・デメリットについてご紹介させて頂きたいと思います。


本日も最後までご覧いただきまして有難うございました。

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