皆さんこんにちは!
今回は、「太陽光パネルについて」というテーマでお話しさせて頂きたいと思います。
太陽光パネル設置の義務化の案は2021年頃から出ていましたが、いよいよ東京都が2022年5月24日に、新築住宅に太陽光パネル設置を義務付ける方針を固めました。
成立すれば、2022年秋頃以降に本格化するようですが、SNS上では「家の価格が高騰して東京で家を買えなくなる」「コストがかかってデメリットしかない」といった否定的な意見も目立っています。
「太陽光パネル設置の義務化」というのは「個人ではなく、事業者に対して」です。
新築一戸建てを対象に、購入者ではなく住宅メーカーに太陽光パネルの設置を義務付ける方針とのことです。
詳細は明らかにされていませんが、2022年秋頃以降に本格化する見込みです。
太陽光パネル設置の義務化が必要な最大の理由は、温室効果ガスの排出量を減らすため(脱炭素社会)です。
脱炭素社会とは、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出量「実質ゼロ」を目指す社会のことです。
現在の日本の主な発電方法は、石炭や天然ガスを燃やして電気を作る火力発電です。
そのため、先進国の中で日本はエネルギー自給率がかなり低く、再生可能エネルギーの普及が急がれているのです。
普及を進めるには国や事業者だけが努力するだけでは不十分で、小池知事も会見で「家庭の省エネこそ必要」と言及しています。
しかし、太陽光パネル設置の義務化によって予想される問題点もあります。
まず、住宅価格が高騰してしまうことです。
家庭用の太陽光パネルの初期費用は、1kW当たり20万~30万円程度が相場です。
メーカーによってパネルの発電量が違うため、必要なパネル数は異なりますが、30~40万円程度の初期費用を見込んでおかなければなりません。
補助金もありますが、住宅予算に余裕がない場合は、残念ながら東京都での新築一戸建てをあきらめなければならない可能性が高いでしょう。
次に、定期的なメンテナンスが必要であることです。
太陽光パネルは、設置しておしまいではなく、定期的なメンテナンスが必要です。
3~4年に一度の定期メンテナンスに20,000~30,000円程度、20年に一度のパワーコンディショナの交換に20万円程度の費用がかかります。
ただ、政府としては太陽光パネルの普及を進めたいので、今後初期費用やメンテナンスの費用が安くなる可能性も考えられるでしょう。
ここまで太陽光パネルについてネガティブな話を致しましたが、設置するメリットもあります。
・売電収入を得られる
・電気代を節約できる
・災害時、停電しても電気を使える
以上の点がメリットとして挙げられます。
いずれにしても、東京都で家を買う予定であればこまめに情報収集をしておくと良いかと思われます。
いかがでしたでしょうか。
本日も最後までご覧いただきまして有難うございました。
引き続き、何卒宜しくお願い申し上げます。
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