皆さんこんにちは!
今回は賃貸経営において重要な「空室対策」についてお話しさせて頂きたいと思います。
空室対策とは、所有する賃貸物件を満室にするための対策です。
物件に空室が発生し、家賃収入が入らない「空室リスク」はオーナーにとって最も回避すべきリスクです。
家賃収入が途絶えてしまう事で、投資用ローンの返済が困難になり、修繕や固定資産税等の経費を払えなくなってしまう恐れがあります。
加えて空室となり人が住んでいない部屋は劣化が早く、資産価値が下がりやすいというデメリットもあります。
そこで、効果的な空室対策を3つご紹介させて頂きます。
○募集条件の緩和
入居してほしいターゲットの募集条件を緩和することは、コストをかけずにある程度の効果を得られる空室対策の一つです。
物件オーナーは誰しも、保証人がいるような信頼できる人・丁寧に部屋を使ってもらえそうな人に貸したいと考えます。
しかし、空室が続くようであれば、他の物件では断られる可能性が高いターゲット層も入居OKとして募集するとよいでしょう。
例えば、単身高齢者、ペットを飼いたい人、外国人入居者の方々です。
ただし、「不動産退去時のトラブルが起きやすい」というデメリットもございますので
慎重にご検討いただけると良いかと思います。
○人気設備の設置
空室対策の1つの方法として「インターネット無料」や「オートロック」等の人気設備の設置があります。
下記は2020年の単身者向けとファミリー向け物件における「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても入居が決まる」人気の設備ランキングとなっています。
・単身者向け物件
1位 インターネット無料
2位 エントランスのオートロック
3位 宅配ボックス
4位 浴室換気乾燥機
5位 ホームセキュリティー
・ファミリー向け物件
1位 インターネット無料
2位 宅配ボックス
3位 エントランスのオートロック
4位 追い炊き機能
5位 システムキッチン
1位のインターネット無料は単身者・ファミリー向けに共通して人気となっています。
インターネット無料は比較的導入が容易ですので空室対策として検討しておきましょう。
また単身者、ファミリー向けに共通している人気設備に「オートロック」「ホームセキュリティー」といった防犯設備があります。
単身者、特に1人暮らしの女性は「暮らしの安心と安全」を求める方が多いため、
単身世帯の増加と共に今後もセキュリティーの需要は高まっていくことでしょう。
○フリーレントの導入
「フリーレント」とは、一定期間家賃が無料の契約形態のことです。
近年よく見られる入居者募集方法の一つで、アパートやマンションなど幅広い物件で導入されています。
フリーレントは「数か月分の家賃を損する」というイメージがありますが、フリーレント期間で退去する人は、ほとんど発生しません。
フリーレントのポイントは、募集する家賃を値下げしないことです。
数か月分の家賃をゼロにしているため、既に実質的な値下げを行っています。
また、既存の入居者からの賃料減額リスクを避けるためにも、階数・角部屋などの条件以外では、他の入居者と額面上の家賃の差が出ないようにする必要があります。
いかがでしたでしょうか。
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