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今回は、筆者が日頃観察している為替市場について、お話ししていきます。
25日の東京外国為替市場で円が対ドルで下落し、一時1ドル=155円台半ばと1990年6月以来およそ34年ぶりの安値を付けました。
米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測が後退する半面、日銀の低金利政策は続くとの見方から円売り・ドル買いが膨らんでいます。
円相場は24日夜に一時、約34年ぶりとなる155円台まで下落していました。
目立った材料がない中、投資家が運用リスクを取って低金利の円を売り、高金利のドルを買う動きが優勢でした。
その後、同日のニューヨーク市場で米長期金利は一時4.6%台まで上昇。日米金利差の拡大を見込んだ円売り・ドル買いが25日の東京市場でも続いています。
日銀は25〜26日に金融政策決定会合を開きますが、0〜0.1%程度とする政策金利は据え置き、緩和的な金融環境を維持するとの見方が多いため、円安は進む見込みです。
25日は実需系の為替取引が集中しやすい「ごとおび」にあたることもドル買い・円売りを後押ししました。
大型連休を控えた月末で、駆け込み的に輸入企業のドル調達需要が入った面もあります。
円は対ユーロでも下落し、一時1ユーロ=166円台前半と2008年8月以来およそ16年ぶりの安値を付けました。
25日夜発表予定の1〜3月期米国内総生産(GDP)速報値の内容が強ければ、円安・ドル高がさらに進むとの見方もあります。
ただ、政府・日銀による為替介入への警戒感は強く、一方向な円安は進んでいないです。「155円を超えて円安・ドル高が加速すれば当局が介入に動く可能性が高い」(邦銀ディーラー)。円相場の下値を試す勢いは限定的だ。と言われております。
以前の為替介入は2022年9月22日、145円を超えたあたりで為替介入があり、その後150円を超えた10月下旬にも二度の介入があり、円対ドルで5円前後、急騰しました。為替トレーダーの中には大損した人、逆に大きく利益を上げた人と二局した覚えがございます。
このまま、円安が進めば4月中または5月に為替介入が入ると思いますので、トレーダーはなかなか手が出づらいですね。
為替はハイリターンではありますが、その分ハイリスクのため、為替市場に参入する際は、余力資金で行うことを推奨します。
本日も最後までご覧いただきまして、誠に有難うございました。
今後とも、私たちReBIRTH株式会社を、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
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